大家さんのご厚意で貸して頂くことになった牛舎は初めはゴミや堆肥の山でした。
どこから手をつければいいのかわからない状態でしたが、まずは手前のゴミから一つ一つ片づけていく事にしました。
何十年もこの状態で牛舎が潰れなかったのは、とても運が良かったのかもしれません。
一つ一つ手作業でゴミを取り除いていきます。少しずつですが綺麗になっていくのを感じるので やる気が出ます。
途中からゴミを運ぶのに限界を感じ、ホーマックで手押しの一輪車を購入(1280円)、作業速度が上がりました。
ほとんどのゴミを撤去、大型のゴミはとりあえず外に、牛舎内はとりあえずスッキリ‼外は後で撤去です。
出入口はレベルを図って作りました、木を置いているのは水平を図るためです。
コンクリートを流し込みます。ちなみにコンクリートは手作りで、砂、砂利、セメントをスコップ一本で練ります(疲れます・・)
なんとか完成です。しっかりコンクリートが乾くまでもうちょっと置きます。
牛舎の屋根は、かなりサビているので、屋根のサビを取り塗装して補強します。
トラクターで上り、塗装していきます。カラーは青(水色)です。一応Ease Farmのイメージカラーです。
全部塗り終えました。写っていませんが反対の面もあるので、日を分けて塗装してます。(正直1人で両面は無理です)
隣の倉庫の脇を通る感じに牛舎へ行く簡易的な通路を作ります。
コンクリートタイルのような物が手に入ったので、通路の材料にさせて頂きました。
隙間は火山灰を敷き詰め動かないようにします。
一部コンクリートブロックが壊れていて、反対面の木材の壁がむき出しになってます。
壁をコンクリートブロックでしっかり塞ぎ、牛舎の柱もツーバイの木材を重ね強化した木の柱に総入れ替えしました。
2階へ上がる場所が牛舎内には無かったのでハシゴを取り付け、上に登れるようにしました。
2階に上がるハシゴはもう使わなくなった物を再利用、また、使わない時はワンタッチで上に収納するようにも改良しています。
2階はブルシートを敷き、うし達が利用する乾草や寝ワラを落とせる穴を作りました。
天井や奥の壁はブルーシートの上から石膏ボードを取り付けます。本当はここにも物がたくさんありましたが、写真を取り忘れました。
先ほどとは反対の面の写真です。床を合板で埋めていきます。
床は全て埋めつくしました。奥に見える扉も元々は無く、一から手作りで作った物です。
使える状態まで出来たので、乾草ロールを入れました、乾草の重さは1個200kg~300kgありますが、たくさん乗せても十分耐えれる設計にしています。
倉庫の角にある空間、有効利用を考え、ここに物置を作る事に、まずは、コンクリートの土台を作ります。
次に屋根の部分を作ります、ツーバイの木材に防腐処理をし組み立てます。
最後に雨などに濡れないよう波板を取り付け、スコップやフォークを引っかける部分を作り完成です。
牛舎内を洗浄したのちに、石灰で白く塗装しました、これにより殺菌効果もあるので、より衛生的になります。
牛が草を食べる飼槽(しそう)は石灰は塗布せず、この後にレジン液でコーティングします。
足が壊れてた業務用扇風機を再利用、牛舎内の送風機として天井に設置しました。
扉や窓は元々無かったので、木材や波板を使い、一から作っています。
床はコンクリートなので、うし達が足を痛めないように、クッション力が高いボブレックスというゴムマットを設置しました。
手前の大きなゲートはファームエイジ社から購入、そして奥に見えるゲートは車のパーツの再利用しています。
下はゴムマットのクッション、風通しの良い環境、壁は石灰で消毒済みです。
寝藁(ねわら)も用意して、いよいよ子牛を受け入れます。子牛の名前は(マリーゴールド)だそうです。
2013年10月、鹿追町の酪農家さんからジャージー牛の子牛を分けて頂きました、牛舎を子牛が気に入ってくれると嬉しいです。
基礎のコンクリートの柱を埋め、その上に防腐処理をした木材で骨組みを作ります。
さらに骨組みを増やし、完成へと進んでいきます。
波板を設置し完成です。これで軒下は雨や雪で困ることは無くなりました。
続いては、うし達が日陰にしたり雨風が凌げる休憩所を作ります。
今回は、単管で骨組みを作っていきます。
天井は垂木(タルキ)を使い、そこに波板を設置し完成です。
下にはゴムマットを敷き、その上を消石灰で消毒しました。
ちゃんと中に入ってくれるか心配でしたが無事、休憩所に入ってくれました。
手前に置いてあるのは簡易的に作った乾草入れです。問題なく中の草を食べてくれました。
草架(そうか)とは、うし達が食べる草置き場です、まずは骨組みを溶接し作っていきます。
草架の形はだいたい整いました、後は雨避けの屋根を取り付けて設置します。
青い屋根を取り付けて草架を設置すると、うし達は喜んで草を食べてくれました。
最後にうし達から搾った生乳の一時的に集める部屋、処理室を作っていきます。
牛舎の中にコンクリートの仕切りを作ります。上には窓枠も作る予定なので、木枠を設置します。
窓枠を取り付けたら、いよいよ内装部分に取り掛かります。
もう片方の出入りする面にもコンクリートと木材で壁を作り、こちらには小窓を取り付けます。
スライド式の扉を作り、取り付ければ、ほぼ完成です。
水道、ガス、電気を通るようになれば、備品を揃え処理室の完成になります。